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へいわこうえん

平和公園

詳細コメント
平和公園の象徴的な平和祈念像は、めちゃくちゃ大きかったです。なんでも、この像は長崎出身の彫刻家・北村西望(きたむら せいぼう)氏が制作された像で、高さ9.7メートル、重さ30トン、青銅製だそうです。「神の愛と仏の慈悲」を象徴した像で、高く掲げた右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和を意味し、軽く閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈っているそうです。この像ひとつで多くのことを伝えようとしています。その平和祈念像のすぐ横には、折鶴の塔という塔がありました。この塔は、原子爆弾犠牲者の霊を慰め、2度とこの地球上に原爆の惨禍を招くことがないように、世界恒久平和を祈って寄せられた折鶴を塔に掲げているそうです。
個人的に一番衝撃的だったのは、平和の泉にある石碑でした。そこにはこう書かれていました「のどが乾いてたまりませんでした 水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました どうしても水が欲しくて とうとうあぶらの浮いたまま飲みました」これは、被爆して水を求めてさまよった少女の手記を刻んだものでした。原爆の被爆者たちは「水を、水を」とうめき叫びながら死んでいったそうです。その痛ましい霊に水を捧げて、冥福を祈り、世界恒久平和と核兵器廃絶の願いをこめて建設された円形の泉が平和の泉というわけです。
平和公園は、本当に勉強になるし、歴史的背景をしっかりと捉えてモニュメントや建造物が作られていると思いました。
国内以外からも世界各国から贈られた15のモニュメントが配置されています。モニュメント以外は、長崎刑務所浦上刑務支所跡ぐらいしかありませんが、興味があればぜひ「長崎原爆資料館」へも足を運んで欲しいと思います。原爆資料館ではさらに突っ込んだ内容を学ぶことができます。

改めて「戦争は、誰も得しない!!」と思いました。

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